神経突起伸長には突起先端におけるRNAの局所翻訳が重要であると考えられているがその制御機構についてはいまだ不明な点が多い。本研究ではこの局所翻訳にRNA化学修飾の一つであるアデノシンN6メチル化修飾が関与する可能性に着目し、関連遺伝子の発現を分散培養下ニューロンおよび胎児期マウス大脳皮質においてRNAiノックダウン法を用いて撹乱し神経突起伸長や神経回路形成への影響を検討した。また並行してRNA顆粒形成や翻訳制御にも関与するHSP90遺伝子について着目し発現パターンおよび遺伝子ノックダウンの影響を検討した。
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