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2020 年度 研究成果報告書

臨界期可塑性におけるコヒーシンを介したクロマチン構造制御のメカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06479
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関新潟大学

研究代表者

酒井 晶子  新潟大学, 医歯学総合研究科, 日本学術振興会特別研究員 (70532745)

研究分担者 中戸 隆一郎  東京大学, 定量生命科学研究所, 講師 (60583044)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード脳発達 / 抑制性ニューロン / PV細胞 / コヒーシン
研究成果の概要

幼年期の経験により脳が柔軟に発達する過程の、遺伝子発現調節機構は不明な点が多い。本研究では、マウス大脳皮質の発達をモデル系として、染色体の高次構造を調節するコヒーシンの挙動と役割を調べた。視覚経験により視覚野コヒーシンのゲノム結合位置は変化した。また、経験により発達して回路を調節する抑制性ニューロン(PV細胞)の成熟と、それに伴う遺伝子発現変化にコヒーシン関連因子が必要であることが明らかになった。

自由記述の分野

クロマチン生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

こどもの脳の正常な発達には、回路を調節する抑制性の神経細胞の働きが欠かせない。中でも経験により発達するPV細胞は、神経回路発達および精神疾患における重要性が示唆されながら、脳内の細胞数の少なさから遺伝子調節の研究が遅れている。本研究では、マウス脳からPV細胞を分取し、発達段階を追って遺伝子発現の解析を行うことで、PV細胞の発達を促す遺伝子群や、その調節に関わる因子の役割を明らかにしてきた。本研究の成果は、脳の成長のしくみと、その異常による精神疾患の原因の解明につながると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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