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2020 年度 研究成果報告書

大脳皮質ニューロン線維形成にかかわる新規分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06502
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46020:神経形態学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

勝山 裕  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (10359862)

研究分担者 金田 勇人  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40528212)
椎野 顯彦  滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 准教授 (50215935)
平賀 真理子  大阪大学, 歯学研究科, 講師 (50638757)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード神経線維成長制御機構
研究成果の概要

Sbno1は脳の発達に関与することが示唆されているが実験的な証明はない。そこで我々はSbno1が大脳皮質で特異的に謙遜するノックアウトマウスを作成した。変異マウスでは脳梁や錐体路の低形成が見られた。このノックアウトマウスの大脳皮質運動野に電気刺激を行うと、四肢の動きを惹起させるためにはコントロールに比べてより大きな電流が必要なことがわかった。また、Sbno1欠損マウスの大脳皮質ニューロンでは軸索と樹状突起の形成不全が起こっていることがわかった。またプロテオミクス解析より多くの既知の転写調節因子が、Sbno1に結合する可能性が示された。

自由記述の分野

神経発生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトゲノム解析からSbno1は精神疾患や正常な脳の発達に関与していることが示唆されていた。本研究はSbno1は軸索や樹状突起の正常な発達に必要であることを示した。Sbno1は転写因子に結合する可能性が高いことからSbno1は遺伝子発現制御に関わることで神経ネットワークの正常な発達に必要な遺伝子である可能性が高い。Sbno1による遺伝子発現制御は新しい分子機構であり、脳の正常な発生について重要な知見を与える。本研究は将来的に精神疾患の新規診断方法や治療法の開発に貢献できることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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