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2020 年度 研究成果報告書

P2X4に対する高親和性抗体を利用した痛みを抑制する誘導体化抗体の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06597
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47020:薬系分析および物理化学関連
研究機関国際医療福祉大学 (2020)
九州大学 (2018-2019)

研究代表者

阿部 義人  国際医療福祉大学, 福岡薬学部, 教授 (60315091)

研究分担者 山下 智大  九州大学, 薬学研究院, 助教 (30645635)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードP2X4 / 抗体 / 神経障害性疼痛 / タンパク質化学
研究成果の概要

「神経障害性疼痛」のターゲット分子もしくはバイオマーカーとして、ATP受容体であるP2X4は世界的に注目を集めている。これまで我々は、ラットミクログリア細胞表面上のP2X4を認識する10nMの高親和性を持つモノクローナル抗体を調製した。この抗体は、P2X4の機能に関与するATP結合部位近傍の立体構造を特異的に認識する。本研究では、痛み抑制を目的とし、この高親和性抗体の調製法の改良、アミノ酸変異型抗体へ金属キレートやATP加水分解酵素を付加した誘導体化抗体の開発を行った。

自由記述の分野

蛋白質科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

P2X4に対して機能抑制効果のある分子は「痛み抑制分子」として、現在、世界に2000万人以上も存在する「神経障害性疼痛」に苦しんでいる患者の救済につながると考えられる。また、抗体に薬剤、酵素、タンパク質などを付加する誘導体化により、ターゲットを拡大する試みも行われている。そこで本研究では我々が調製した抗P2X4抗体を「痛み抑制分子」を付加することにより誘導体化し、P2X4機能抑制による「痛みの抑制」、さらに将来的にヒトをターゲットとした「痛み創薬」が可能になるのではないかと考えた。

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公開日: 2022-01-27  

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