酵素アッセイシステムを構築するために、グルタチオン(GSH)をモデル基質として選び、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GT)アッセイが可能な脂質ナノ粒子発光デバイス(GSH-LNPLD)の開発研究をおこなった。GSH-LNPLDにおいて、0.1~0.4 Uのγ-GT量の範囲においてGSH-LNPLDの発光強度との間で直線性が認められた。本研究では、GSH-LNPLDのγ-GTに対する感度は臨床現場において使用するには不足しているものの、GSH-LNPLDを用いてγ-GTアッセイができる可能性を示すことができた。
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