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2023 年度 研究成果報告書

がん診断法への応用を企図した細胞外小胞上に発現する分子会合体の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06663
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

小谷 典弘  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90342782)

研究分担者 冨田 昌弘  三重大学, 工学研究科, 特任教授(研究担当) (20183494)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードProximity Labeling / Extracellular Vesicles / EMARS
研究成果の概要

研究代表者らは、マウス肺がん細胞から血中に分泌される細胞外分泌小胞(Extracellular Vesicle:以下 EV)がCHL1分子を発現していることを見出し、肺がん腫瘍マーカー候補になる可能性を示唆した。さらに、より高精度な腫瘍マーカーの確立を目指し、がんEVを2つ以上のタンパク質抗原で「定義」する精度向上法を着想した。
本研究では、Proximity labelingの1手法で研究代表者らが開発した「EMARS」と呼称される方法を応用し、EV上のCHL1と会合する分子群を標識・同定した結果、CHL1とcaspase14が両方発現する血清EVが肺がん患者で上昇することを見出した。

自由記述の分野

生化学・分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

血液中のEVは採血などの低侵襲な医療行為で採取することが可能であり、本研究成果により、EVを使用したより高精度・高感度な腫瘍マーカーが開発されることで、血液検査等の日常の健康診断レベルでがん診断ができる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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