4-メトキシアンフェタミン(4-MeO AP)を曝露させたヒト神経細胞由来Exosome(HN-EXO)のプロテオーム解析を実施した結果、AP暴露群と比較して4-MeO AP暴露群において、抗炎症に関与する蛋白質(Thioredoxin-like protein 1、Latexin)の発現上昇が認められた。さらに、両群間におけるHN-EXOのリピドームを解析した結果、4-MeO AP暴露群において、抗炎症に関わる脂肪酸であるドコサヘキサエン酸を含むホスファチジルコリンの発現減少が認められた。以上、乱用薬物の種類によって神経細胞由来Exosomeが惹起する炎症応答は異なる可能性を示した。
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