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2023 年度 研究成果報告書

遺伝子解析を活用したサラシアの資源探索:中国産Salacia属の多様性解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06716
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関和歌山県立医科大学 (2022-2023)
富山大学 (2018-2021)

研究代表者

朱 シュウ  和歌山県立医科大学, 薬学部, 准教授 (20377360)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードSalacia / 資源調査 / 遺伝子解析 / ITS塩基配列 / 分子系統関係 / 成分分析
研究成果の概要

中国南西部、南部におけるSalacia属植物についての現地調査を実施し、収集したサンプルについて遺伝子解析と成分分析を行った。核DNAのITS領域及び葉緑体のtrnK-rps16領域の塩基配列を解析・比較し、各種に特徴的な塩基配列が認められた。ITS配列に基づいて系統樹を構築した結果、中国産各種と東南・南アジア産同属植物の分子系統関係を明らかにした。機能食品の原料として主に利用されるSalacia属植物薬用種3種を簡便に同定できるPCR-RFLP法を確立した。日本市場に流通しているサラシア生薬は、主にS. chinensis、S. reticulate由来であることが明らかになった。

自由記述の分野

分子生薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中国南西部および南部に分布するSalacia属植物の調査と共に遺伝子多型解析を行い、遺伝情報に基づき構築した分子系統関係をインデクスにすることで、分類学上の整理に有益な知見を与えた。サラシアの基原種の簡便な同定法を開発することにより、日本市場に流通するサラシア製品の正確な同定が可能となり、消費者の信頼性向上や品質管理の強化に寄与した。

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公開日: 2025-01-30  

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