研究課題/領域番号 |
18K06740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
大塚 英昭 安田女子大学, 薬学部, 教授 (00107385)
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研究分担者 |
松浪 勝義 広島大学, 医系科学研究科(薬), 教授 (70379890)
稲垣 昌宣 安田女子大学, 薬学部, 准教授 (90274480)
川上 晋 安田女子大学, 薬学部, 助教 (10611311)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 生理活性天然物 / マダガスカル固有種 |
研究成果の概要 |
大学より経費を支弁された二度のマダガスカル採集旅行で固有の植物を入手できた。一度目はパイロット的採集、二度目は本格的採集を行った。本経費を利用して、成分検索を開始した。トウダイグサ科Croton jennyanusより新規クレロダン型ジテルペンを単離した。絶対構造について、現在検討している。トウダイグサ科Croton radiataよりフラボノイド1種と2種のエントカウラン型ジテルペンを単離した。Rhodolaena bakeranaのメタノールエキスに培養がん細胞成長阻害活性を見出し、成分検索を行った結果、2種のフラボノイドを単離した。活性については今後検討する予定である。
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自由記述の分野 |
天然物化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生理活性を有する天然物の探索はスカルにおける伝統的医療文化を解き明かし、マダガスカルに無数にある未利用、未同定の植物は同国にとって宝で有り、それらを開発して世に送り出すことができると考え、既知化合物に加え、新規化合物が単離できた。更にリード化合物の探索により、アフリカで大きな社会問題となっているAIDSの治療、また医療知識の不行き届きの輸血に起因するC型肝炎、更にがんの治療薬の開発など、それらの現代科学的探究は日本、マダガスカル両国が共同して行う今後の医療面での進展に互恵の環境をうみだすと共に、マダガスカル、日本両国に限ることなくグローバルな展開をもたらすことも期待できる。
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