研究課題/領域番号 |
18K06759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2019-2022) 昭和薬科大学 (2018) |
研究代表者 |
橋本 梓 (原梓) 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 准教授 (20740426)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 生活習慣病 / 大規模医療情報データベース / 高血圧 / 高脂血症 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
生活習慣病薬に関する薬剤疫学研究を国際共同研究として実施する本研究では、まず無作為化比較試験HOMED-BP研究のデータを用い、治療前血圧値が降圧治療に及ぼす影響を検討した。また、大規模医療情報データベースを用い、慢性腎臓病患者において将来の腎代替療法導入に影響する生活習慣を明らかにした。さらに、大規模医療情報データに機械学習を適用し、生活習慣病薬の安全性リスク等を検討した。新型コロナウイルス禍のため、国際共同研究先における研究活動はできなかったものの、共同研究成果の国際会議での発表や、国外の共同研究者と共にreview論文を執筆する等、今後の国際共同研究の発展に繋がる基盤となった。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤疫学研究の手法を用いて、生活習慣病薬の効果および副作用発現やそれらに関わる遺伝子多型を検討することで、生活習慣病薬の安全性および有効性に関するエビデンスを創出することができ、個人の特性にあった最適な個別化医療の実現へ貢献するものと期待される。 本研究で用いたHOMED-BP研究は、家庭血圧データを含む、精度の高い詳細な情報を有した類まれなデータベースを構築しており、本データに基づいて解析した結果は、非常に妥当性・信頼性の高いエビデンスとなることが期待できる。また、大規模診療報酬請求データを用いることで、発生数が少ない有害事象についての検討や機械学習の手法を用いた検討を行うことが可能となった。
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