• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

連鎖球菌産生毒素の機能解析と感染症制御への応用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K06764
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

大倉 一人  鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (00242850)

研究分担者 田端 厚之  徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 講師 (10432767)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード細菌感染症 / 細胞溶解毒素 / 生体膜
研究成果の概要

・ヒト咽頭口腔内常在細菌Streptococcus anginosus subsp. anginosus(SAA)は溶血株はペプチド溶血因子streptolysin S(SLS)を産生しβ溶血性を示す。SAAが産生するSLSも細胞障害因子として機能することを明らかにした。
・Mitis群レンサ球菌属Streptococcus pseudopneumoniae(SPpn)からリパーゼドメイン、2つのレクチンドメイン、CDC部分ドメインを有すMitilectin(MLC)を見いだし解析した。MLC組換え体はリパーゼ活性やヒト由来細胞結合性を示すが、溶血性は示さずヒト細胞への接着分子として機能した。

自由記述の分野

薬剤学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これら連鎖球菌関連の病原因子について、動的構造と生物活性の相関を考慮して作用機構の解析を進めている例は、国内外において申請者のグループ以外にはなく、溶血、血栓形成、血管炎といった細菌感染に起因する様々な症例の発症および重篤化のメカニズムの解明と、その予防・治療法の確立に繋がると思われる。さらに本研究は、連鎖球菌のみならず、様々な病原微生物と宿主の相互作用の進化論的研究や創薬、新医療技術の開発にも繋がると考えられ、その学問的、社会的意義は大きいといえる。加えて、食事内容(糖類)により細胞障害毒素の産生分泌や活性発現が制御できれば、潰瘍性大腸炎などの発症予防、治療方法の開発に繋がると期待される。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi