現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
交互累積膜法は親和性のある高分子を用いることで容易に薄膜を調製でき、機能性物質を用いることで薄膜に様々な機能を持たせることができる。機能性物質としてヘミン(鉄を含むポルフィリン)と過酸化水素反応させ、活性酸素種(ROS)を生じ、薄膜の分解を試み成功した(Yoshida, K.et.al.Polymers 2020, 12, 319)。今後の実験において、鉄の酸化還元反応を電気化学的制御可能であれば薄膜の分解速度を変化させることができる利点がある。一方で、過酸化水素が必要である点、薬物の取り込み量に課題がある点が問題となってしまった。
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