心不全患者は洞不全症候群および心房細動などのリズム異常を合併することが多い。そのメカニズムとして洞結節細胞の線維化およびリモデリングなどの関与が考えられている。 今回の我々の研究によって心不全を併発している心房細動患者に対してカテーテルアブレーション治療を行うことで、心房細動を治療することが心不全再入院を抑制できることを明らかにした。また、我々は心不全と同様に糖尿病は洞不全症候群を引き起こすことを以前明らかにしていたが、インターロイキン10の補充療法が洞結節機能保持に効果的であるメカニズムを明らかにして報告した。
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