現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
哺乳類で性ホルモンが攻撃性に関わる遺伝子や蛋白質の発現量を調節している多数の報告は古くから存在するが(Vries et al., 1986; Homeida and Khalafalla, 1990; Okabe et al., 2013)、鳥類に関しては性ホルモンが誘導する神経ペプチドの遺伝子発現や蛋白質の発現量を調節しているか否かについての報告は比較的少ない。本研究の結果より、ウズラにおいてテストステロン値と神経ペプチドの遺伝子発現量に相関関係がある可能性が見いだ、攻撃性との因果関係がある可能性も見出せつつある。
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