研究課題/領域番号 |
18K06871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
尾松 万里子 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (80161397)
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研究分担者 |
森 雅樹 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 客員准教授 (10602625)
星野 真介 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70747576)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 心筋細胞 / ACMs / 心筋前駆細胞 / 多核 / 細胞融合 / 虚血耐性 |
研究成果の概要 |
心臓には幹細胞や前駆細胞が含まれている。申請者らは、成体マウスの心室組織からを心筋細胞を含まない小型細胞分画を集めて立体(3D)培養したところ、自発的に拍動を開始する細胞が存在することを発見し、「非定型心筋細胞(Atypically-shaped cardiomyocytes, ACMS)と命名した。この細胞は心室筋、心房筋、および洞房結節細胞の特徴を併せ持つ細胞であり、胎児心筋の特徴を有しながら終生にわたって心臓に存在し続ける。今回の研究で、ACMsは心筋細胞とは異なり、細胞融合を行うことによって多核細胞となり、拍動リズムを同期させることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
細胞生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心筋細胞は低酸素や機械的刺激、酸性化に感受性が高く、損傷した組織の再生は不可能である。しかし、心臓組織中に低酸素等への耐性の高いACMsが生存していることは、何らかの生理的意義をもつ考えられ、将来の再生技術への手がかりとなる可能性がある。
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