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2020 年度 研究成果報告書

KATPチャネル欠損マウスにおけるアルツハイマー病中核・周辺症状の病態機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06887
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関東北大学

研究代表者

森口 茂樹  東北大学, 薬学研究科, 准教授 (70374949)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 認知機能障害 / KATPチャネル / 精神機能障害 / 病態解明
研究成果の概要

アルツハイマー病(AD)の特徴として中核症状である認知機能障害ならびに周辺症状であるうつ・不安症状および攻撃性症状などの精神機能障害が報告されている。申請者は、KATPチャネル欠損マウスの行動表現型を検討した結果、Kir6.2チャネル欠損マウスでは認知機能障害ならびに攻撃性症状を示し、一方、Kir6.1チャネル欠損マウスではうつ・不安症状ならびに攻撃性症状を示すことを見出している。本研究では、KATPチャネル欠損マウスの行動表現型に関する脳部位の同定、ならびに細胞内機序について明らかにし、ADの中核・周辺症状におけるKATPチャネルの病態生理学的役割について検討した。

自由記述の分野

神経薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、KATP(Kir6.1/Kir6.2)チャネルを標的とした「ADの脳糖尿病仮説」の実証である。申請者はADモデルマウスにおいて海馬および大脳皮質におけるKir6.1/Kir6.2チャネルのタンパクおよびmRNA発現量が有意に低下していることを同定した。この結果は、「ADの脳糖尿病仮説」においてKATPチャネルの発現量の低下、すなわちKATPチャネルの機能低下がADの中核・周辺症状に関与する可能性を示唆するものであり、本研究で実施するKATPチャネル欠損マウスの表現型解析(AD中核・周辺症状の同定)は学術的独自性と創造性が極めて高い研究課題と考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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