研究課題
基盤研究(C)
N-アシル-ホスファチジルエタノールアミン (N-アシル-PE) は生体膜を構成するリン脂質であり、微量ながら様々な細胞で合成される。また、N-アシル-PEは脂質メディエーターとして知られるN-アシルエタノールアミンの前駆体としても機能する。本研究では、最近、N-アシル-PEを合成するN-アシル転移酵素として同定された細胞質型ホスホリパーゼA2ε (cPLA2εまたはPLA2G4E) の機能解析を細胞および個体レベルで行った。
脂質生化学
N-アシルエタノールアミンは食欲抑制や抗炎症作用などの多様な生物活性を示す。N-アシルエタノールアミンがどのように合成されるかを理解することで、食欲や炎症などを調節することが可能になるかもしれない。