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2020 年度 研究成果報告書

腸管上皮完全性維持及び病態におけるプロテアーゼ活性制御の意義に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06964
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

川口 真紀子  宮崎大学, 医学部, 助教 (90405598)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードHAI-2 / matriptase / prostasin / EpCAM
研究成果の概要

HAI-2 コンディショナルKOマウスを作製したところ、先天性ナトリウム下痢症と類似した表現型を呈した。HAI-2欠損オルガノイドではEpcamの分解とClaudin-7の不安定化がみられ、この現象は、HAI-2の標的プロテアーゼであるprostasinの同時欠損あるいはmatriptaseの特異的低分子阻害剤添加で回避できた。一方で、マウスを用いた生体における検討では、prostasinを同時に欠損してもHAI-2 KOマウスの致死性を回避することはできず、生体内ではmatriptaseがprostasinを介さずに活性化される可能性も示唆された。

自由記述の分野

実験病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、HAI-2コンディショナルKOマウスを作製し、HAI-2をコードするSPINT2遺伝子の変異が原因であるヒトの先天性ナトリウム下痢症と類似の表現型を呈することを明らかにした。また、HAI-2 KOマウスやマウスから樹立したHAI-2欠損オルガノイドは、この疾患の病態の解明や新たな治療法開発やスクリーニングのツールとしても有用であることを示した。

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公開日: 2022-01-27  

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