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2020 年度 研究成果報告書

脂肪性軟部腫瘍は正確に病理診断されているか? 実践的診断アルゴリズムの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06989
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

廣瀬 隆則  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (00181206)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード異型脂肪腫様腫瘍 / 脱分化型脂肪肉腫 / 異型紡錘形細胞・多形脂肪腫様腫瘍 / 筋肉内脂肪腫 / MDM2 / p16
研究成果の概要

脂肪肉腫は脂肪細胞への分化を示す悪性腫瘍であり、適切な診断と治療を行う必要がある。そこで脂肪肉腫の病理診断の精度を高めることを目的に種々の検討を行った。その結果、良性と悪性の区別にはp16免疫染色が有用であること、他の悪性腫瘍との鑑別にはMDM2遺伝子の増幅やMDM2蛋白の過剰発現の証明が役立つこと、また脂肪肉腫は予想以上に周囲に浸潤する腫瘍であることなどを明らかにした。この成果に基づき、脂肪肉腫の診断精度が高まり、治療法の改善につながることが期待される。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脂肪肉腫は発生頻度の低い悪性腫瘍であり、その病理診断は必ずしも容易ではない。良性の脂肪腫や他の悪性軟部腫瘍と間違われることも稀ではなく、正しく病理診断を行うことが適切な治療の前提となる。今回の研究成果で、脂肪肉腫の診断に補助的診断手段(p16およびMDM2免疫染色など)の活用が有効であることを明らかにした。これを用いることで、脂肪肉腫の診断精度が向上し、適切な治療法を選択することが可能になると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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