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2019 年度 実施状況報告書

小児成熟T細胞性リンパ腫における腫瘍免疫関連遺伝子発現による分類と予後因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 18K07006
研究機関埼玉県立小児医療センター (臨床研究部)

研究代表者

中澤 温子  埼玉県立小児医療センター (臨床研究部), 臨床研究部, 部長 (90227736)

研究分担者 大島 孝一  久留米大学, 医学部, 教授 (50203766)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードT-cel lymphoma / children / pathology
研究実績の概要

1875例の小児リンパ腫のcentral review症例のうち、未分化大細胞型リンパ腫を除く、成熟T細胞性リンパ腫・リンパ増殖性疾患は35例/1875例で、1.9%であった。うち9例がEBER陰性末梢性T細胞リンパ腫(PTCL, EB-)で、DNA抽出は5例で可能であった。発症年齢は9ヶ月から12歳(中央値11歳)、男女比2:3。リンパ節原発3例、節外原発2例、CD8陽性2例、CD4, CD8共に陽性1例、共に陰性2例、細胞障害分子(granzymeB またはTIA1)は5例全例陽性、ALK1, CD30は全例陰性であった。全エキソーム解析にて、NCOA2, TET2といったエピゲノム調節遺伝子の異常を認めたが、p53などのアポトーシス関連遺伝子は認めなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

希少症例であり、質の良い核酸を抽出できる凍結組織・ホルマリン固定パラフィン包埋組織を収集することが困難である。

今後の研究の推進方策

n-Counterによる遺伝子発現解析が困難な症例の場合は、対応する複数の免疫組織化学染色を施行し判定する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] Kiel University(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      Kiel University
  • [学会発表] 小児のT/NK細胞リンパ腫2019

    • 著者名/発表者名
      中澤温子
    • 学会等名
      リンフォマニアになるためのリンパ腫病理診断コース

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公開日: 2021-01-27  

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