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2020 年度 研究成果報告書

腸型・胃型胃癌オルガノイドを用いた新規癌幹細胞標的治療の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07017
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター (2020)
広島大学 (2018-2019)

研究代表者

坂本 直也  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, ユニット長 (20571798)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード胃癌 / オルガノイド / 幹細胞
研究成果の概要

胃がんは免疫組織学的な粘液発現のパターンにより、腸型胃がん、胃型胃がんに大別される。両者は背景に存在する遺伝子・分子異常を含めたpathogenesisが大きく異なる。
昨年度樹立した50例の胃癌オルガノイドを用いて、遺伝子・分子学的な情報を含めたライブラリーを構築した。加えて、代表的な薬剤に対する感受性も検討した。RNA sequencing解析による遺伝子発現プロファイルを行い、胃型、腸型粘液形質の双方で多剤耐性獲得に寄与する候補遺伝子を同定した。現在、胃癌症例における発現とin vitroの実験系を用いた分子生物学的な機能解析を進めている。また、特異的阻害剤のスクリーニングを行なっている。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

オルガノイドは幹細胞を豊富に含んでおり、胃癌オルガノイドは癌幹細胞を豊富に含んでいると考えられることから、今回同定した候補遺伝子は癌幹細胞を標的とした治療につながる可能性が考えられる。
胃癌オルガノイドを用いた研究はこれまでになく、非常に新規性の高い研究であると考えられ、根治を目指した癌幹細胞を標的とした治療開発に加えて、胃型、腸型胃癌の病態形成のメカニズムなど、様々な新知見をもたらすものと期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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