現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は研究計画に基づき、UC及びCDにおいて炎症活動性に相関するOLFM4発現に一致したβ-catenin, マーカー群の抑制とStemnessとの関係の探索を行った。 1.Matts’ histological score(Matts, QJM, 1961)に加えてBressenot, et al. Gut 2015, Mosli, et al. Gut 2017に基づいたUCの炎症活動性評価を行った。 2.昨年度までの研究課題の成果に伴う発展として、炎症性腸疾患(IBD)関連腫瘍の腫瘍先進部におけるOLFM4及び上皮間葉連関(EMT)マーカーの免疫組織化学的検索を先行させ、IBD関連腫瘍では通常型孤発性大腸癌とは異なるEMT分子機序の可能性を見出した。 進捗としては、当初の研究計画と前後する部分があるが、最終的なエンドポイントへ達成できる見込みである。
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