研究実績の概要 |
具体的内容: 生体マウスにおけるAMPK活性を、光遺伝学により制御可能にするために準備を進めている。(1) in vitroにおいてAMPK活性制御可能な系を構築した。(2) in vivoにおいてAMPK操作・観察を両立するためのマウス系統を樹立した。 意義: Phytochrome B (PhyB)-Phytochrome interacting factor (PIF) 系は、赤色光/近赤外光に応答してヘテロ二量体を誘導/解離する性質を持つ。しかし、PhyBは補因子として哺乳類にはないPhycocyanobilin(PCB)が必要であるため、PhyB-PIF系の利用は、ほぼ培養細胞系に限定されていた。我々はPCB合成経路の4遺伝子PcyA, HO1, Fd, Fnrを再構成するPHFFシステムを開発し、マウス生体内でのPCB生合成を可能にした。同時に、光によってAMPK活性化を惹起する系をPhyB-PIFを用いて樹立し、 重要性: 上記の系はAMPKのみならず、その他のPhyB-PIFの系に展開できる。現在、この内容の発表準備を進めている。
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