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2020 年度 研究成果報告書

自然免疫における免疫プロテアソームの機能的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07071
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関岡山理科大学 (2019-2020)
和歌山県立医科大学 (2018)

研究代表者

邊見 弘明  岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (20451924)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードプロテアソーム / 自然免疫 / 樹状細胞 / 単球
研究成果の概要

プロテアソームは巨大なタンパク質複合体であり、細胞内の不要なタンパク質を分解することにより細胞の恒常性の維持だけでなく、細胞内シグナル伝達や抗原のプロセッシングなど、多彩な生命現象に関与している。プロテアソームを構成しているサブユニットの遺伝子変異により自己炎症性疾患と呼ばれる難治性の炎症病態が生じるが、その病態については不明な点が多い。自己炎症性疾患患者にて見出された新規プロテアソームサブユニット遺伝子変異導入したマウスを解析したところ、獲得免疫だけでなく自然免疫担当細胞の分化にも影響を与えることを明らかになった。本変異マウスは、自己炎症性疾患の病態の解明に有用なモデルマウスと考えられる。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

プロテアソームは、様々な細胞や組織の恒常性の維持だけでなく、がんや炎症など多彩な疾患にも関与している。プロテアソームを構成する分子に生じた遺伝子変異により発症するプロテアソーム関連自己炎症性疾患についてその病態を解明することは、当該疾患だけでなく、一般的な炎症病態の治療法の開発にも有用であると考えられる。本研究では、当該疾患患者由来の新規遺伝子変異を導入したマウスを解析し、これまで知られていなかった骨髄系細胞の分化障害を見いだした。本変異マウスの解析により、プロテアソームの生理的機能および炎症病態の新たなメカニズムが解明や新規の炎症病態制御剤の開発につながる成果が得られることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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