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2022 年度 研究成果報告書

新規モデルマウスを用いたシェーグレン症候群発症機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07075
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関東邦大学

研究代表者

田中 ゆり子  東邦大学, 医学部, 講師 (40396685)

研究分担者 小野里 磨優  東邦大学, 薬学部, 講師 (50610094)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードシェーグレン症候群 / 自己免疫疾患モデルマウス / トリプトファン代謝
研究成果の概要

本研究では、生後早期よりシェーグレン症候群(Sjogren's syndrome; SS)様の病態を呈する疾患モデルマウスを用いて、SS発症初期の病態形成とそれにかかわる分子メカニズムの解析を行なった。本疾患モデルマウスにおけるSS様病態発症初期に変動する分子マーカーを探索した結果、疾患モデルマウス唾液腺に集積したT細胞からのインターフェロンγ産生により、トリプトファン(Trp)代謝が亢進しその代謝産物であるキヌレニン(KYN)が増加した。これらの知見よりTrp代謝関連因子がSS様病態形成初期に変動するマーカーとなる可能性が示唆された。

自由記述の分野

分子免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

シェーグレン症候群 (Sjogren's syndrome : SS)は、口腔や眼の乾燥症状を主訴とする難治性の自己免疫疾患である。SS患者では、乾燥症状などの病態が進行後に受診する場合も多く、発症初期の病態を解析することは現状では不可能に近い。本研究で用いたSS疾患モデルマウスは、SSの診断に用いられる自己抗体が血清中に認められる生後8-9週齢以前の生後4週齢で、既に唾液腺、涙腺にT細胞が浸潤し、乾燥症状を呈する。したがって、本研究で得られたSS発症初期に変動する新規分子マーカーは、SS発症を早期に診断し、病気の進行を発症早期から制御する方法の開発に寄与する可能性が示唆される。

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公開日: 2024-01-30  

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