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2022 年度 研究成果報告書

メラノコルチン1型受容体機能低下の膵臓発がんへの関与

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07081
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

高橋 真美  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (90214973)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード膵臓がん / メラノコルチン受容体 / 一塩基多型
研究成果の概要

白人由来の膵がん細胞株におけるMC1Rの一塩基多型(SNP)を調べたところ、8株中5株(62.5%)が赤毛・色白タイプの顕性バリアントを有しており、欧州人に見られる割合(26%)と比較して高い頻度であった。一方、日本人患者由来の72症例の膵臓がん細胞株におけるMC1R SNPを解析したところ、日本人に多い潜性バリアントの1つが69%の細胞株で両アレルに認められ、一般の日本人(54%)より有意に高いことを見出した。MC1Rバリアントは膵臓がんの危険因子である可能性が考えられた。しかしながら、Mc1r変異を有するMc1r<e/e>マウスでは、発がんや腫瘍増殖に対する明らかな影響は認められなかった。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人の膵がん患者では欧米人とは異なり、MC1Rの潜性バリアントを両アレルに有していることが多いことが示されたことから、その特徴に応じた日本人に適した治療法の開発に貢献できる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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