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2020 年度 研究成果報告書

南米型トリパノソーマ感染による宿主アポトーシスおよびオートファジー抑制機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07083
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49040:寄生虫学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

嶋田 淳子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (20211964)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードTrypanosoma cruzi / アポトーシス / オートファジー
研究成果の概要

これまでにTrypanosoma cruzi 感染細胞では宿主アポトーシスおよびオートファジーが抑制することを明らかにし、今回、感染宿主細胞のトランスクリプトーム解析を行った。その結果、アポトーシス経路が有意に抑制され、またNF-kB経路が活性化されることがわかった。オートファジー関連遺伝子の変動は少なかったがmTOR経路が活性化されることが示唆された。生化学的解析でもmTORタンパク質の脱リン酸化が起きており、オートファジーが活性化されることが裏付けられた。

自由記述の分野

寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

シャーガス病は我が国には輸入寄生虫症として報告があるが、中南米では700万人以上の感染者がおり、国際協力という観点において重要である。本研究は、トランスクリプトーム解析により原虫感染による宿主遺伝子発現を網羅的に解析し、この中にはかなりのデータが含まれている。アポトーシスやオートファジーに限らず、シャーガス病研究さらには他の感染症研究に役立つ情報が含まれており、学術的に意義があると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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