研究成果の概要 |
志賀毒素2(Stx2)は標的細胞内に取り込まれた後、積極的に細胞外へ放出されており、一部のStx2はexosome結合型となっている。このStx2の細胞外放出に関与する細胞内小胞輸送関連因子を明らかにするために各種siRNAを用いて解析したところ、Stx2はRab11b特異的な経路を介して細胞外へ放出されていること、Rab11a, Rab27a, Rab27b, Rab35は関与しないことが明らかとなった。またキナーゼ基質ペプチドアレイを用いた検討より、Stxが細胞内に取り込まれた後、Stx1とStx2とでは、細胞内で活性化されるキナーゼに違いがあることが明らかとなった。
|