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2020 年度 研究成果報告書

「リポペプチド」を標的とした、ウイルス感染制御の新戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07172
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関京都大学

研究代表者

森田 大輔  京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 助教 (40706173)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードMHCクラス1 / リポペプチド / ミリスチン酸修飾 / エイズ
研究成果の概要

研究代表者はウイルスのリポタンパク質に由来する脂質修飾ペプチド(リポペプチド)を感知し、ウイルス感染細胞を排除する新しい免疫応答を発見し、リポペプチド提示分子として、新しいタイプのMHCクラス1分子群(LP1分子)を同定した(Morita et al. Nature Communications 7:10356,2016)。本研究では、ワクチン開発を目標として、リポペプチド免疫におけるT細胞認識の分子論を解明するとともに、ヒトLP1分子の探索を行った。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

LP1分子がウイルス感染に伴い、どのようにしてウイルスリポペプチド抗原をT細胞へと提示しているのか、その分子論の詳細は不明であった。本研究によって、学術的意義として、リポペプチド免疫認識における構造学的な基盤が確立された。また、社会的意義として、リポペプチド免疫と言う新しい視点からのワクチン開発の可能性が拓かれた。同時に、ウイルス感染に伴う自己免疫疾患について、リポペプチド免疫の関連が示唆され、将来的には新しい治療法の開発へと繋がる可能性が高い。

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公開日: 2022-01-27  

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