• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

mRNA翻訳機構によるmTOR阻害剤の抗がん作用への抵抗性獲得メカニズムの解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K07237
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

森田 斉弘  熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 客員准教授 (50549475)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード抗がん剤 / 抵抗性 / mRNA翻訳 / 代謝リプログラミング / mTOR阻害剤 / ミトコンドリア
研究成果の概要

本研究課題は、がん細胞が抗がん剤に対する抵抗性を獲得する分子機構を明らかにすることを目的とする。がん細胞は代謝プログラムを変化させることにより、限られた栄養素を効率的に利用し、タンパク質や脂質・核酸といった娘細胞に必要な構成因子を盛んに合成している。特にタンパク質合成はがん細胞において恒常的に活性化している。本研究課題では、タンパク質合成という細胞にとって普遍的な機構が抗がん剤への抵抗性獲得に重要であることを明らかにした。更に明らかにされた耐性獲得メカニズムを標的にすることにより、現在臨床開発が進められている抗がん剤の抗腫瘍効果を増大させることに成功した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題では、がん細胞がどのように抗がん剤への抵抗性を獲得するかの分子機構の一端を示すことができた。タンパク質合成やミトコンドリアの活性を抑制する化合物を抗ガン剤と併用することによって抵抗性獲得の分子機構を抑制することにより、その抗腫瘍効果を増強することができた。以上の結果により、抗がん剤治療において新たな治療戦略を提唱することができた。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi