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2020 年度 研究成果報告書

がん免疫抑制環境の改善に基づく新たながん免疫療法の開発に向けた基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07277
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関愛知医科大学

研究代表者

鈴木 進  愛知医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70518422)

研究分担者 小川 徹也  愛知医科大学, 医学部, 教授 (40334940)
花村 一朗  愛知医科大学, 医学部, 教授 (70440740)
佐野 塁  愛知医科大学, 医学部, 講師 (50813846)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード制御性T細胞 / 免疫チェックポイント阻害剤 / オプジーボ / キイトルーダ / がん免疫治療 / がん複合免疫療法
研究成果の概要

制御性T細胞(Treg)と呼ばれるリンパ球は、免疫に対して抑制的な働きを持ち、過度な炎症や、自己免疫反応から体を守っている。しかしながら、Tregの機能が強くなりすぎると、がん免疫を抑制し、がんの発症や進展の原因になるとされている。今回我々は、頭頸部がんを対象として、がん組織内免疫抑制におけるTregの関わりについて検討し、Tregが、頭頸部がんにおける免疫抑制に強く関わり、新たながん治療標的となりうることを明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍治療学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん免疫治療は、外科的治療、放射線治療、抗がん剤治療に次ぐ、第4の治療法として認知されるに至ったが、その奏効率は20-30%であり、さらなる研究開発が必要とされている。オプジーボ、キイトルーダ等の免疫チェックポイント阻害剤が、現在、がん免疫治療の中心となっているが、近年、制御性T細胞(Treg)が新たな免疫治療薬開発における標的として注目されている。今回の研究において、免疫チェックポイント阻害剤と、Tregの制御による複合免疫療法が、頭頸部がんに対する新たな免疫療法として有効であることが示唆された。今後、更なる研究により、奏効率の向上が期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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