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2021 年度 研究成果報告書

細胞ディスプレイ法によるがん特異的TCR の親和性成熟とその創薬への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07285
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

太田 里永子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30452460)

研究分担者 葛島 清隆  愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫応答研究分野, 分野長 (30311442)
今井 優樹  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30440936)
岡村 文子 (出町文子)  愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 主任研究員 (10546948)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードT細胞受容体 / 親和性の成熟 / がん特異的TCR / 膜侵襲複合体 / 補体
研究成果の概要

がん患者において、がん組織に特異的ながん抗原が発現しているにもかかわらず、がんに対する抗体価は低く、がんに対する特異的な細胞傷害性T細胞(CTL,キラーT細胞)の頻度は低い。本研究では、日本人の約60%が有しているHLA-A24拘束性のがん抗原特異的CTLクローンの、「293T細胞ディスプレイ法」を用いたin vitroでの親和性の成熟の可能性を示した。また、膜侵襲複合体の形成を誘導する低分子抗体フラグメントscFvを構築できたことから、親和性を成熟させたがん抗原特異的なTCRと繋げ合わせた新たな治療薬の可能性を示した。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人の大多数が有するHLA拘束性のがん抗原を認識するCTLクローンのTCRから、抗原に高親和性のTCRが取得できれば、日本人に適した新たながんのターゲティングが可能になると考えられる。今回、「293T細胞ディスプレイ法」を用いて、一価での親和性が低いTCRについて、高親和性TCRの取得に成功した。今後、この技術が応用され、種々のがん抗原に対する高親和性TCR を用いた薬剤の創製に寄与すると考えられる

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公開日: 2023-01-30  

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