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2020 年度 研究成果報告書

EGFR-p53抑制機構を標的とした消化器癌治療の基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07288
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター) (2020)
筑波大学 (2018-2019)

研究代表者

兵頭 一之介  独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, 医師 (60416469)

研究分担者 山本 祥之  筑波大学, 附属病院, 病院講師 (00649288)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードp53腫瘍抑制遺伝子
研究成果の概要

多くのがん細胞の増殖因子シグナルは活性化されており、消化器癌ではKRAS変異によるEGFRシグナル増強が代表的である。KRAS変異型 -TP53野生型ヒト癌細胞株(HCT116大腸癌株、LoVo大腸癌株、SNU-1胃癌細胞株)においてKRAS変異によって生じる異常シグナルをMEK阻害剤トラメチニブを用いて抑制し、同時にMDM4・MDM2-siRNAを併用してp53の活性化を誘導することにより、相乗的な腫瘍増殖抑制効果が得られることを明らかにした。本研究結果から同時性のEGFRシグナルの抑制とp53活性化の治療戦略は、KRAS変異を有するp53野生型消化器癌において有望であることが示唆された。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くのがん細胞の増殖因子シグナルは活性化されており、消化器癌ではKRAS変異によるEGFRシグナル増強が代表的である。今回の研究結果から同時性のEGFRシグナルの抑制とp53活性化の治療戦略は、KRAS変異を有するp53野生型消化器癌(胃癌、大腸癌)において有望であることが示唆された。KRAS変異は他のがん種においても高頻度に認められ、ここで示した治療戦略は多くのがん治療において貢献できる可能性を秘めている。

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公開日: 2022-01-27  

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