研究課題/領域番号 |
18K07336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
須田 健一 近畿大学, 医学部, 講師 (30631593)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | EGFR遺伝子変異 / 肺腺がん / 分子標的治療薬 / 獲得耐性 / tumor heterogeneity |
研究成果の概要 |
本研究ではEGFR-TKI獲得耐性機序を治療前に予測する分子マーカーは同定できなかったが、TKIの種類によって治療早期にがん細胞が生き残るメカニズムが異なること、その機序のひとつとしてRYKを同定した。また「TKI獲得耐性機序はそもそも同一患者内の異なる病巣で同じか」という臨床的疑問についても検討し、約半数で耐性機序が不均一であることを報告した。一方、研究期間中に、MET変異、KRAS G12C変異、EGFR exon 20挿入変異、HER2変異を有する肺がんに対する分子標的治療薬の有用性が報告され、さらに一部は臨床応用されたため、これらの新規分子標的薬に対する獲得耐性機序も探索した。
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自由記述の分野 |
外科腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
EGFR遺伝子変異のある肺がん(本邦では肺腺がんの約半数を占めるとされている)において、第一選択の薬物療法はEGFRキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)である。EGFR-TKIは著明な臨床効果を示すが、約1~2年以内に薬剤耐性が出現し、その耐性機序は多岐にわたることが報告されている。本研究では、①耐性機序を治療開始前のバイオマーカーで予測可能か、②(耐性獲得前の)EGFR-TKI治療早期にがん細胞が生き残るメカニズム、③同一患者内の異なる病巣で耐性機序が異なる場合があるか、ある場合はその頻度、についての検討を通して、獲得耐性を克服するために必要な基礎データを創出した。
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