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2020 年度 研究成果報告書

子宮・卵巣癌肉腫の悪性度・予後に寄与するがん免疫微小環境の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07338
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

森 誠一  公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター 次世代がん研究シーズ育成プロジェクト, プロジェクトリーダー (10334814)

研究分担者 清谷 一馬  公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター 免疫ゲノム医療開発プロジェクト, 主任研究員 (30433642)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード婦人科癌肉腫 / ゲノム情報 / 免疫微小環境 / T細胞受容体レパトワ
研究成果の概要

婦人科癌肉腫は、予後不良の希少癌である。癌肉腫には4つの分子型 (POLE, MSI, CNH, および CNL) が存在し、種々の臨床病理パラメータと相関するが、免疫微小環境の役割は不明であった。RNA-seqにより、POLEとMSIのハイパーミューテーターでは、M1マクロファージ、形質細胞、CD8陽性T細胞が増加し、一方で、CNHとCNLという非ハイパーミューテーターでは、M2マクロファージが増加していた。T細胞の複雑性は無増悪生存期間の延長の独立した予後因子であった。分取解析で、癌腫と肉腫は、癌細胞の変異は共有しているのに、T細胞レパトワはほとんど共有していなかった。

自由記述の分野

がんゲノム学

研究成果の学術的意義や社会的意義

非常に予後の悪い、婦人科癌肉腫がなぜ予後が悪いのか、マルチオミックス情報を取得して、免疫微小環境について検索した。我々の研究により、再発しやすい癌肉腫と再発しにくい癌肉腫の免疫学的な特徴を明らかにした。我々の研究は、一部の癌肉腫に対して有効な治療法を見つけることに貢献できるものと考える。

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公開日: 2022-01-27  

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