| 研究課題/領域番号 |
18K07342
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| 研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
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研究代表者 |
向原 徹 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 科長 (80435718)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 3D培養 / CTC / 体腔液 |
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| 研究実績の概要 |
前年度までに、我々は、乳癌患者由来ゼノグラフト（PDX）由来の細胞を3D培養し、脂肪幹細胞との共培養がスフェア形成を促進これら、腫瘍形成性の促進には脂肪幹細胞由来のadipsinが寄与していることを報告した。今年度は、さらに、adipsion阻害薬により、脂肪幹細胞によるin vivo、in vitro（3D）腫瘍形成性の促進が解除されることを示し、治療学的意義を深めた（課題番号：15K08588）。
本研究は上記課題の研究成果をさらに発展させる位置づけにあるが、別項に記載した理由により、研究の進捗が遅れており、本年度は、研究プロトコールを完成させるに留まった。
一方、循環細胞中がん細胞（CTC）に関しては、検査機器企業との共同研究（本研究とは別研究）を推進しており、CTC上の分子発現を可視化できることが確認された。今後、同研究でのノウハウを、本研究課題でのCTCの培養に生かすべく議論を重ねている。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者が2017年4月に神戸大学から国立がん研究センター東病院に異動となり、研究体制の構築に時間を要した。その結果、2017年度で終了予定であった研究（課題番号：15K08588）を、期間を延長するかたちで継続することとなり、本研究課題のスタートが採択時の予定よりも遅延した。
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| 今後の研究の推進方策 |
研究プロトコールは既に完成しているため、倫理審査委員会に諮り、可及的早期に研究を開始したい。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
別項に示した理由により、本研究課題のスタートが遅延したため、本年度に予定した研究費を執行できなかった。次年度では、倫理審査委員会の承認をえて、本研究をスタートさせる。主に、3D培養用のプレートや培養液等の消耗品に使用する予定である。
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