研究課題/領域番号 |
18K07358
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
田尻 祐司 久留米大学, 医学部, 教授 (80469361)
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研究分担者 |
河原 幸江 久留米大学, 医学部, 准教授 (10279135)
岩田 慎平 久留米大学, 医学部, 助教 (10749526)
野村 政壽 久留米大学, 医学部, 教授 (30315080)
御船 弘治 久留米大学, 医学部, 客員准教授 (70174117)
大木 剛 久留米大学, 医学部, 助教 (70725118) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 意志力 / グレリン / 自発運動 / 報酬系 |
研究実績の概要 |
摂食促進ホルモンの代表的因子であるグレリンに関して,その欠損(GKO)マウスは意志力の低下と密接に関連する表現型を示すことが判明した。 ①GKO マウスにおいては暗期開始直後の連続的な自発運動量が野生型(WT)マウスに比べて著しく少なく,暗期終了直前の運動量増加も認められなかった。 ②条件付きの飲水行動において課題克服への意欲が低下していることが認められた。 したがって,意志力が低下していることに関するグレリンの重要な役割が示唆された。 グレリンは脳内報酬回路に影響をおよぼすことが多くの研究によりわかっている。報酬回路は意志力決定にも関与することが考えられるため、今後はドーパミンと意志力の関係およびそれに関するグレリンの関与を中心に研究を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
主だった研究員である御船弘治が、定年退職後の雇用延長が認められず、本年度途中で研究できない状況となり、それに伴い動物実験その他が滞っている。GFPやモノクローナル抗体を用いて「胃から中枢へ到達するグレリンの神経伝達経路、ならびに脳内における神経回路の探索」を遂行する予定であったが、この実験が行われていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度のテーマである「グレリンと中脳ドーパミン報酬系との関係を探る」に関しては、研究分担者である河原幸江の協力を得ながら遂行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は実験の遂行が遅れており、それに伴い差額が大きくなった。
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