• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

白血病細胞の骨髄ニッチ・クロストークによる抗がん剤耐性解明と治療反応評価法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K07425
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関東海大学

研究代表者

宮地 勇人  東海大学, 医学部, 教授 (20174196)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード白血病 / 抗がん剤抵抗性 / 細胞外マトリックス / 骨髄ニッチ
研究成果の概要

急性骨髄性白血病(AML)の治療において、抗がん剤に対する治療抵抗性(または耐性)は患者診療上の重要な課題である。治療後に骨髄に残存した白血病細胞は、骨髄(腔内)微小環境(ニッチ)内に潜伏し、その再増殖が再発、治療抵抗性の原因となる。本研究では、治療後骨髄ニッチ内に残存し再発、予後不良の原因となる抗がん剤耐性の分子機構を明らかにし、それに基づく診断・克服法の開発を目指すことを目的とした。FLT3またはKIT変異を有する株化培養白血病細胞を作製し、細胞と細胞外マトリックスとの相互反応を調べた結果、ara-C耐性の増強とその分子メカニズムが明らかとなり、診断治療の標的となる可能性が示唆された。

自由記述の分野

臨床検査学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性白血病の治療において、抗がん剤に対する治療抵抗性(耐性)は患者診療上の重要な課題で、耐性の分子機構の解明とそれに基づく、診断と克服法への応用は治療成績の向上につながると期待される。治療後に残存した白血病細胞は、骨髄(腔内)微小環境(ニッチ)内に潜伏し、その再増殖が再発、治療抵抗性の原因となる。本研究では、治療後骨髄ニッチ内に残存し、予後不良の原因となる白血病細胞の耐性の分子機構を明らかにした。これらに重要な分子は、治療抵抗性の診断と治療法の開発を通して、個別患者に最も適切な治療法の選択と治療予後の改善に貢献しうると考えられる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi