研究課題/領域番号 |
18K07471
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
奥井 英樹 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70815620)
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研究分担者 |
池田 義之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (00573023)
窪薗 琢郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (00598013)
大石 充 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50335345)
二宮 雄一 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (40722575)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 心房細動 / フレイル / サルコペニア / 肥満 |
研究実績の概要 |
フレイル・サルコペニアにおいて、脂肪蓄積と筋肉委縮によるサルコペニア肥満(サルコぺニックオベシティ)の問題がある。本年度は、サルコペニア肥満と心房細動との関連についての検討を行った。 検診のデータベースをもとに、心房細動のない67,379名の成人 (33,562 男性; 年齢, 54 ± 10 歳) を対処として解析を行った。これを、腹囲長超過群(large-WC;(males, >85 cm; females, >90 cm))と正常群(normal-WC)に分け、その後の新規心房細動発症との関連をLogistic regression analysesで検討したところ、large-WCと新規心房細動との間に関連が認められた。さらに単変量および多変量解析を行い、男性のlarge-WCでは新規心房細動発症のリスクとなることを明らかにした。 本研究結果を論文(Heart Vessels 2021; 36: 1879-1884.)に発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
健診データベースを用いた研究は前記の如くすでに論文発表まで行えており、予定よりも早期に結果をだすことができた。現在は栄養指標におけるサブ解析を行っている。 一方、介入試験に関しては、covid-19感染症の関係で試験参加症例のリクルートに難渋しており、研究が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
検診データベースを用いた研究において、栄養指標(ALB, ChE, GNRI, カルニチン等)と新規心房細動との関連の検討を進め論文発表を行う。
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