研究課題/領域番号 |
18K07493
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
金澤 雅人 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80645101)
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研究分担者 |
下畑 享良 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60361911)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 末梢血単核球 / 細胞療法 / 極性化 / 血管新生 / 神経軸索進展 / 脳梗塞 / 機能回復 |
研究実績の概要 |
外因性単核球を低酸素低糖刺激(OGD)にて,保護的に極性を変化させ,脳虚血後,後遺症を有するラットに投与したところ,血管新生,神経軸索の進展を確認し,細胞投与21日後(虚血28日後)に,運動感覚機能が有意に改善した. 今年度は,臨床応用を目指し,閉鎖系でOGD刺激を行えるバックを開発し,その効果をヒト由来の細胞でも検証した.OGD刺激にて,バッグ内の酸素濃度を目的とする1%未満に低下させ,刺激後に末梢血単核球は,刺激前には認めなかった多能性幹細胞マーカーSSEA3陽性単核球が増加することも確認した.また,このバッグで刺激した細胞でも治療効果を認めることを示し,特許出願を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験遂行が予定通り進んだため.コロナ対応で制限はあったが,さらに追加データを検証している.
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今後の研究の推進方策 |
さらに,細胞療法の機序解明を推進する.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染のため,学会も一部延期となり,旅費予算が今年度必要でなくなったものがある.また,競争的外部獲得資金を複数獲得したため,科研費は次年度に持越した.令和3年度の計画でも,試薬代を様々必要とする.繰り越した予算を用いて,十分な検討を進めたい.
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