研究課題/領域番号 |
18K07502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
植田 光晴 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (60452885)
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研究分担者 |
水口 峰之 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (30332662)
山中 邦俊 熊本大学, 発生医学研究所, 准教授 (90212290)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | アミロイドブレイカー / アミロイドーシス / トランスサイレチン / 薬剤スクリーニング / Drug repositioning |
研究成果の概要 |
高いアミロイド形成性を有するTTR81-127を培養細胞(glomotel cell)に加えることで、培養細胞でアミロイド形成を誘導した。アミロイド形成を誘導することで、細胞死、アポトーシスの誘導、炎症に関連した分子の発現増加が認められた。本実験系をハイスループット化し、アミロイドブレイカーをスクリーニングするcell-based assay法を確立した。Off-patent医薬品(1,280種)のライブラリーを用いて、本方法でアミロイドブレイカーをスクリーニングしたところ、候補化合物を抽出できた。本方法はアミロイドブレイカーのスクリーニング方法として有用である。
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自由記述の分野 |
脳神経内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アミロイドーシスの根治には、アミロイドブレイカーの開発が極めて重要であるが、これまでATTRアミロイドーシスを培養細胞で再現することが出来なかった。本研究で確立したcell-based assay法は、アミロイドブレイカーのスクリーニング法として有用である。今後は、様々なライブラリーを用いてアミロイドブレイカーを探索する。アミロイド・ブレイカーの開発により、病態が進行した患者にも有効な治療法が提供できると考える。
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