研究課題/領域番号 |
18K07559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
横田 修 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60379732)
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研究分担者 |
寺田 整司 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (20332794)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | タウ / 嗜銀顆粒 / Granular fuzzy astrocyte / PART / PSP / Alzheimer's disease |
研究成果の概要 |
嗜銀顆粒病(AGD)26例,進行性核上性麻痺(PSP)10例,アルツハイマー病(AD)20例,primary age-related tauopathy(PART)18例を含む計105例について前頭葉,尾状核,被殻,扁桃核におけるgranular/fuzzy astrocyteの半定量評価を行った.GFAはAGDとPARTでは扁桃核優位,PSPでは前頭葉・線条体優位,ADでは線条体優位の分布を示し,多変量解析では全部位でPSPとAGDは有意に影響する因子だったが前頭葉,線条体でPSPが,扁桃核ではAGDがより強く関係した.GFAの分布を評価する事は背景疾患の推定に役立つと考えられた.
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自由記述の分野 |
老年精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GFAは様々なタウオパチーに出現する一方,背景にある疾患より特徴的な分布を呈することが明らかとなった.GFAはAGDやPSPといったタウオパチーの早期病変の側面がある可能性があるため,早期の病態,臨床像の解析,さらに早期の治療介入にこの知見が役立つと考えられた.
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