研究実績の概要 |
アルツハイマー型認知症と高齢者のうつ病を鑑別するための血液バイオマーカーの研究を継続している。アルツハイマー型認知症のモデルマウスである3xTgADマウスを使用して血液バイオマーカーの検索を行い、炎症に関わる遺伝子が海馬と血液の両方で変化していたことを国際誌に投稿中である。またモデルマウスから得られたバイオマーカーについてヒト血液での変化を確認しており、有力なバイオマーカーの特定を進めている。また2019年はアルツハイマー型認知症と鑑別が必要となるレビー小体型認知症、パーキンソン病、統合失調症において血液バイオマーカーの研究を行い、以下の論文を発表した。 DRD2 methylation to differentiate dementia with Lewy bodies from Parkinson's disease. Ozaki Y et al. Acta Neurol Scand 141:177-182,2020. ABCA7 Gene Expression and Genetic Association Study in Schizophrenia. Yamazaki K et al. Neuropsychiatr Dis Treat 16:441-446,2020. Analysis of methylation and -141C Ins/Del polymorphisms of the dopamine receptor D2 gene in patients with schizophrenia. Funahashi Y et al. Psychiatry Res 278:135-140,2019.
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