研究課題/領域番号 |
18K07570
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
高橋 隼 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10508021)
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研究分担者 |
鵜飼 聡 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (80324763) [辞退]
辻 富基美 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (10347586)
石田 卓也 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (10549728)
山田 信一 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70549716)
山本 眞弘 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (80423937)
坂本 裕司 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20535497) [辞退]
上西 優介 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20648464)
奥平 和也 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70644087)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 気分障害 / オメガ3脂肪酸 / 脳部位間結合性 |
研究実績の概要 |
本研究では、オメガ3脂肪酸と脳部位間結合性に着目して統合失調症と気分障害における認知機能障害の病態生理を解明し、さらに認知機能障害が社会機能と生活の質(QOL)とどのように関連するかを明らかにする。本研究では、末梢血オメガ3脂肪酸の低下と神経炎症・酸化ストレスの増強が脳白質神経線維と灰白質皮質の器質的変化を引き起こし、脳部位間結合性を障害するという仮説をたてており、具体的には、健常対照群と比較して疾患群で有意差をもつ脳画像変化を明らかにし、脳画像変化と末梢血オメガ3脂肪酸、炎症・酸化ストレスマーカー、臨床指標(認知機能、社会機能アウトカム)の関連を検討する。 2019年度は被験者のリクルートを推進し、2019年3月時点で予定被験者数(200名)の約半数(約90名)のリクルートを終了した。画像解析技術については、研究分担者(山田信一)がDepartment of Psychiatry and Psychotherapy, University Hospital, LMU Munichに出向し、主に脳構造画像(皮質厚、脳白質神経線維)の最新の画像解析手法を習得し、研究代表者とともに統合失調症および気分障害患者を対象とした画像研究の成果を論文・学会発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度に研究体制を整え、2019年度はリクルートを推進できた。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度中にはリクルートを終了したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
被験者リクルートが目標に達しなかったため。次年度使用額は来年度に被験者をリクルートした際の検査費用に用いる。
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