予備的検討の第二弾として行った「『概日リズム睡眠・覚醒障害の症状評価尺度』の標準化 信頼性・妥当性の検討」の比較的良好な結果(2名の評価者間の級内相関係数(ICC)0.91、Cronbachα係数0.75、他尺度との相関係数はCGI-S:ρ=0.75(Spearmanの順位相関係数、以下同)、MEQ:ρ=-0.52、MSFsc(MCTQ):ρ=0.60、いずれも統計学的に有意)を踏まえ、最終検証のため、頑健な体内リズム指標であるメラトニンリズムとの基準関連妥当性と、治療反応性の評価に関する妥当性の検証の目的で、「『概日リズム睡眠・覚醒障害の症状評価尺度』の標準化 治療反応性評価を含めた信頼性・妥当性の検討」を計画し、構造化面接版および自記式版の作成を行い、2023年2月に倫理委員会で承認された。2023年度はデータ収集を進め、これまでに25名が包含された。今後解析を進める予定である。
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