非24時間睡眠-覚醒リズム障害の発症に寄与する潜在的な遺伝的要因を明らかにするため、視力障害を伴わない日本人非24時間睡眠-覚醒リズム障害患者17例を対象に、次世代シーケンサーを用いて概日リズムや睡眠に関連する76遺伝子の塩基配列を決定した。さらに、17例を含む64例のN24SWDのCLOCK遺伝子とNR1D2遺伝子について配列解析を行った結果、CLOCK遺伝子に新規バリアント1つと既知バリアント4つ、NR1D2遺伝子に新規バリアント1つと既知バリアント8つ同定され、NR1D2遺伝子に新規バリアントを有する症例では新規のPER1ミスセンスバリアントも検出された。
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