研究課題/領域番号 |
18K07587
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
井出 政行 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10741390)
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研究分担者 |
川崎 真弘 筑波大学, システム情報系, 准教授 (40513370)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 経頭蓋磁気刺激 / 脳波 / うつ病 / 統合失調症 |
研究実績の概要 |
当初倫理審査を6月までに終了する予定であったが、今年度は臨床研究法の施行により、倫理審査の内容が大きく変わりその準備に多くの時間を費やした。本研究では健常者にも経頭蓋磁気刺激を与える研究を行うため介入研究となり、特定臨床研究の要件を満たすようプロトコールや研究体制の整備をしたのちに利益相反委員会や認定臨床研究審査委員会での審査を受け、平成31年の1月に承認された。その間、心理検査用紙(Montgomery- Åsberg Depression Rating Scale: MADRS Brief Psychiatry Rating Scale:BPRS、Mini Mental State Examination 日本語版: MMSE-J)や統合失調症の認知機能検査キット(Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia Japanese version:BACS-J)の購入を行った。倫理審査後に臨床研究保険の金額が決まり、予定していたパッシブ電極より感度が高く精度の良い脳波が記録できるアクティブ電極が購入できることとなったため、アクティブ電極(actiCAPslim)の購入及び、刺激を制御するトリガーボックスの購入を行った。3月に予備実験を行った。このため本来7月頃より被検者の経頭蓋磁気刺激誘発脳波を計測する予定であったが、今年度内には測定することができなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
臨床研究法の施行により、臨床研究法に沿ったプロトコール、研究体制の整備をする必要があったため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度はうつ病患者、統合失調症患者、健常者の経頭蓋磁気刺激脳波の測定を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究開始が遅れたため、被験者への謝金の支払いが生じなかった。次年度は測定を行うため、謝金の支払いが生じる予定である。
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