研究課題
我々は以前より内因性アポトーシス抑性因子IAPs (X- inhibitor to apoptosis proteins)とタウ蛋白、TDP-43、ジペプチドリピート蛋白との相互作用を検討し、両者が結合することを確認してきた。そこで、これら凝集性蛋白を凝集させ、各凝集体とIAPsとの結合性、およびCaspase-1との結合性をpull-down assayにて検討した。切断型のタウ、およびTDP-43を凝集させたサンプルにXIAP、およびcIAP1を添加したところ、XIAP、およびcIAP1両者とも凝集体に結合した。さらにこれらにCaspase-1を添加したところ、Caspase-1はcIAP1には結合するがXIAPには結合しないことが確認された(Caspase-1をリクルートするCARD領域がないため)。また、このとき、一定の条件下でCaspase-1の自己切断が確認できた。
3: やや遅れている
凝集性蛋白の抽出、およびその扱いに関して上手くいかない点があり、結果測定が遅れている。
適切なdetergentによる回収、抽出を検討しており、問題が解決されれば進められるものと考えている。
凝集性蛋白の抽出、およびその扱いに関して上手くいかない点があり、結果測定が遅れているため支出が遅れている。抽出が改善されれば次年度に支出できる。
すべて 2018
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)
Int J Geriatr Psychiatry.
巻: 26 ページ: 453-462
10.1002/gps.5038.
臨床精神薬理 21(1):3-18,2018.
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