研究実績の概要 |
平成31年度においては統合失調症患者および正常対照者において脳磁計を用いて聴性定常反応(ASSR: Auditory steady state response)の測定を行った。得られた脳磁図データにおいて位相振幅カップリングの解析を行うために、コンピュータ言語であるPythonおよびMATLABを用いて解析プログラムの開発を進めた。下記の通り学会発表を行い、解析手法などについて国内外の研究者と討論を行い、最新の知見を得た。また得られた知見等について総説を作成し、下記の通り発表した。 (総説)・Hirano S, Spencer KM, Onitsuka T, Hirano Y. Language-related neurophysiological deficits in schizophrenia. Clin EEG Neuorosci. 2019. Nov 19:1550059419886686. (学会発表)・平野昭吾, 統合失調症における聴覚オシレーション研究, 第14回日本統合失調症学会(シンポジスト), 2019年4月, 北海道札幌市・Hirano S, et al. Phase-amplitude coupling of the electroencephalogram in the auditory cortex in schizophrenia. 14th World Congress of Biological Psychiatry, June 2019, Vancouver, Canada.・平野昭吾他, 統合失調症患者の聴覚皮質における位相振幅カップリング-脳波研究-, 第41回日本生物学的精神医学会(シンポジスト), 2019年6月, 新潟県新潟市
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