肝悪性腫瘍を対象に申請者が開発した3D sim-Navigatorにおいて焼灼シミュレーション機能E-fieldを開発し、これを活用した局所療法手技を開発した。またVPNを活用し他院とのカンファレンスを行い、遠隔での治療実現に向けた基盤を作ることが目標であった。シミュレーション機能については焼灼範囲予測をほぼ正確に行えることを治療後CTより確認した。ICTを活用した基盤整備について、コロナ禍の中ネットワーク整備が困難を極めたが30病院とのVPN接続によるICT活用が可能となった。これにより遠隔診療の基盤が整備できた。今後これを活用し多くの医師が参画できる治療システムを構築する予定である。
|